始まってきたか!?ラジオ局の動画を活用した地域戦略

筆者はコミュニティFM局こそ動画へ進出したほうが良いと思っている。
それは市町村単位のエリアだからこそできる超ローカルなニュースをラジオと動画を使って配信するという考え。
もともとこういうのはケーブルテレビが担ってきたものだが、撮影や編集機材が安くなり、誰でもYouTubeで動画配信ができるようになった今、コミュニティFMは積極的にやるべきである。

なお、県域FM局ではエリアが広いため全ての地域のニュースを網羅するにはテレビ局並みの人材と制作費が必要なため難しいと思う。
またケーブルテレビ局がコミュニティFM局を運営しているところもあるが、そういった局は既に動画の活用をしていると思われるので今回のコラムの内容は対象外だ。

青森県弘前市のFMアップルウェーブの事例

青森県弘前市のコミュニティFM「FMアップルウェーブ」が2010年からサービスをスタートしている「アップルストリーム」という動画を使った地域ニュースサイトがある。
弘前市にはケーブルテレビ局が無いため、動画での配信はとても有効で、それを地域のコミュニティFM局が積極的に活用して成功している例の一つだ。
動画(録画)のニュースだけではなく小中学校のスポーツ大会をYouTubeやFacebookを使ってライブ中継するなど、ローカルテレビ局並みの配信も積極的に行っていてる。
弘前さくらまつりや弘前ねぷたまつりの生中継は県外からも視聴者がいるほどの人気とのことだ。

ラジオ離れが進む今、逆にスマホの動画需要は伸びていて、20代~40代の子育て世代は日常的に視聴をしている。
ラジオ局は動画を活用してラジオ局の存在をアピールし、リスナーの獲得に繋げるには良いアイテムだと思う。

動画配信が手軽で簡単になったとはいえ、機材や編集技術など多少の投資が必要なのは確かだ。
ラジオ局だから動画に参入するのは筋違いと思っている経営者も居るだろう。

だが、本当にそれで良いのだろうか?地域に根ざしたコミュニティFM局だからこそ動画を使ってラジオと共にニュースを配信するべきだと思っている。