不景気で生放送が増える?局外の録音スタジオはどうなる?

今日もYahooニュースからラジオの情報を得たのでご紹介しようと思う。
ちなみのこのニュースは朝8時の時点でトップページに掲載されている。
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制作費のコストカットで生放送が増える?

上記リンクのYahooニュースから抜粋

「テレビでの成功例がラジオにも波及した。2つの番組をどちらかに吸収合併して制作費を圧縮するという手法です」
代理店関係者がそう指摘するのは、この春、文化放送が打ち出す大幅リニューアルに関してだ。

先ごろ、元日本テレビ女性アナウンサーの上田まりえ(34)が、自身らがパーソナリティーをつとめる朝の情報番組『なな→きゅう』の終了を生報告した。
『なな→きゅう』が消えた枠に、新番組は生まれない。

同局出身の寺島尚正フリーアナウンサー(62)がパーソナリティーを務める朝ワイド『おはよう寺ちゃん 活動中』(午前5時~7時。途中別番組はさむ)を、従来枠から4時間枠に拡大して埋めるという。

広告料の減少に伴い番組の効率化(リストラ)が徐々に増え、番組が終了したとしても次に新しい番組が始まるのではなく、前後の番組が時間を拡大するというもの。
確かに新規に番組を増やすよりは人件費も制作費も圧縮でき、効率的である。先日記事にした日本のラジオ局は番組数が多く高コスト体質なのも、番組数が減ることによって効率化できる。
≪関連リンク:日本とアメリカのラジオ局 1日の番組数は10倍の差

生放送はコストがかからない?

筆者が就職した頃、職場の先輩に「不景気になると生放送が増える」と聞いたことがある。
確かに生放送は一発勝負だ。録音番組のように編集する手間も無いし、時間が来れば番組がスタートし、番組が終わればスタッフは次回の作業に取り掛かれる。
また録音番組は外部のスタジオで録音すると、その分スタジオ料やエンジニア料がかかってしまう。

だから比較的予算のかからない生放送の番組が増えるというのだ。

なお、海外のラジオ局(主にFM局)の場合、深夜の時間帯や週末以外はほとんどが生放送。朝6時~深夜0時まではワンマンスタイルでやっているためコストは日本よりはるかにかかっていないと思われる。
(番組の内容やクオリティは別として)

このように生放送であればコストが圧縮できるため不景気になると生放送が増えると言われている。

都内にある録音スタジオはラジオ番組以外にも需要がある

大物ゲストを迎えての収録や地方局が東京で活動するタレントなどを番組で起用する場合、都内の貸しスタジオを使用する。
東京以外で、大阪など大手ラジオ局であれば都内にスタジオを有している(ABCラジオは都内にスタジオがある)が、ほとんどの局はが都内にある外部の貸しスタジオで録音をしている。
そんな外部のスタジオも録音番組が減れば需要も減ることだろう。

なお、筆者の知っている録音スタジオはラジオ番組以外にも、ラジオ・テレビCMのナレーション、店内放送、ゲームやアプリのナレーションなど様々なナレーション録音を行っている。
だが、これも景気に左右されることもあるので実際には厳しくなるかもしれない。

筆者の経営する会社も、ジングル制作の需要は年々減ってきているが店内放送、イベント企画、動画制作など事業を多角化して不景気を乗り越えるべく邁進している。
コロナの影響はこれからまだ出てくるだろう。ラジオ業界にとっては厳しい冬が到来すると思われる。