ラジオ局の経営統合、吸収合併は起こりえるのか?10年後のラジオ業界は?

昨年、県域FM局が2局も廃局するといった衝撃的なニュースがあった。
それに続き今年は全国のAMラジオ局47局中43局がFM局へ転換するといったニュースも飛び込んできた。

【悲報】国内のラジオ局の収入は3期連続で減少 ~今年は2 つのFM局が閉局~
国内の民放AMラジオ局、2028年までにFM局に転換する方針

今まででは考えられなかったことが起きている

大阪のFM802が同じ大阪の外国語FMのFM COCOLOを買収し1局2波体制になるなど、今までのラジオ局では考えられなかったことが起こっている。
このようなことは今後ますます起こるだろうと筆者は推測している。

ラジオ局の収入減に歯止めがかからない今、一般企業のようにM&A(企業買収、経営統合)が進むのではないだろうか?
これには放送法など法律の改正なども必要なので、すぐにとはいかないが恐らく10年以内には何かしら動きがあると考えている。

例えば、東北地方ではFM局が6局あるが、これが経営統合して1つのラジオ局になるという可能性もある。
またラテ局(ラジオとテレビが同じ局、TBSラジオなど)といえばAM局とテレビ局が多かったが、FM局とテレビ局といったラテ局も増えてくるだろう。
(エフエム岩手とテレビ岩手、エフエム香川と瀬戸内海放送のような関係)

アメリカでは放送局の売買が当たり前になっている


筆者が好きで好んで聴いていたニューヨークのラジオ局にWPLJという局があった。
WPLJのプログラムディレクターとも親交がありネット経由でよく聴いていたのだが、親会社のCumulus Mediaステーションは2019年に非営利団体に1億350万ドルで売却。
その影響で48年続いたラジオ局が突如閉局した。
電波止まっていないが、買収先のラジオ局の音声が流れているようだ。

このようにアメリカではラジオ局の売買は盛んに行われている。昨日までヒット曲中心のラジオ局が今日からクラシック音楽専門になったり、突然閉局なんていうのも当たり前なのだ。
もちろんラジオ局は、アメリカでも許認可事業ではあるが、経営不振になったら潰れたり買収されたりすることはずいぶん前から行われていて法律で守られるということは無い。

日本のラジオ局にも経営統合など大きな流れが来るのは間違いないだろう。
10年後のラジオ局はどうなっているのだろうか?