ラジオ番組の常識とは何だろう。FM YOKOHAMAのPRIME TIMEの斬新な演出が面白い。

ラジオ番組の常識って何だろう?
時報音から番組のテーマ曲がスタート、DJの軽快なトークで本日のメッセージテーマを募集して曲をかける、、、。
その後はニュースや天気予報、メッセージの紹介とリクエスト曲、、そんな光景が毎日繰り返されているのではないだろうか?

久しぶりに面白い番組を聴いた。FM YOKOHAMAのPRIME TIMEという番組だ。
全てを聴いたわけではないのだが、8時台のMIXのコーナーは日替わりで曲をMIXするDJが登場しノンストップで音楽をかける。
ここまではいたって普通で、どこの局でもこういうことはやっているだろう。

トークの時はBGMのレベルを下げるのが常識

通常、トークの時は聴きやすくするためにBGM(楽曲)のレベルを下げて、トークを強調するように技術スタッフは調整する。
しかし、この番組のMIXのコーナーに限っては楽曲のレベルそのままで、トークが都度入り込む。
「音楽と一緒にトークが混じる」といった表現が正しいかもしれない。
なんとも言えないタイミングでDJの栗原治久氏がトークをするのである。

正直言って聴き辛いと初めは思ったが、聴いているうちに何をしゃべっているのか逆に耳を澄ませるようになった。

この体験、筆者は今までに無くとても新鮮に思えた。

こういうことを意図してやっているわけではないかもしれないが、斬新で面白い。

30年ほど前、オールナイトニッポンのパーソナリティをしていた辻仁成の番組は前半30分はノンストップの音楽だった。
当時中学生だった筆者は、トークを早く聞きたいのになんでこの人は30分も音楽ばかりなんだろうと思っていた。
つまり当時の常識とはかけ離れた番組構成をしていたのだ。

今になってその理由がわかってきたような気もする。

ラジオに常識は無い。
毎日同じ事をどの局も繰り返しやっている、だから金太郎飴のように似たような番組が量産され面白くないのだ。
突拍子も無いことを望んではいないが、制作者は一度常識とは何だろう?と疑問をもって、リスナーに新たな体験をさせるような番組を作ってもらいたいと、切に願う今日この頃である。