外国語放送、第2FMは難しいのか?北海道のFMノースウェーブを北の達人コーポレーションが子会社化

外国語放送は東京のInter-FM、大阪のFM COCOLO、福岡のLove FMのことで、総務省令で「外国語による放送を通じて国際交流に資する放送」と規定しているラジオ局のことである。

私の知る限りではInter FMはジャパンタイムズ→テレビ東京→木下グループ→ジャパンエフエムネットワークと運営が変化。
FM COCOLOも関西インターメディア→FM802と変化。
Love FMは九州国際エフエム→天神FM(コミュニティFM)へ事業譲渡されている。

そして、なにより昨年閉局した名古屋のRadio NEO(前身のRadio-iも2000年に閉局している)

このように外国語FMは運営母体の変更や株式譲渡による親会社の変更など、経営的に厳しいことがうかがえる。

1つの県に2局目の通称「第2FM」も東京、大阪、名古屋以外は厳しい?

ここで言う第2FMとは、1つの都道府県に2つ目にできたFM局で、北海道のFMノースウェーブ、新潟のFM PORT、東京のJ-WAVE、名古屋のZIP-FM、大阪のFM802、福岡のクロスFMなど。
このうちFMノースウェーブ、クロスFMは過去に親会社の変更があり、FM PORTは昨年閉局するなど東名阪以外では苦戦している。

今回は札幌のFMノースウェーブがECサイトで自社製品の化粧品を販売する「北の達人コーポレーション」が完全子会社化したというニュース。

インターネット上で一般消費者向けにオリジナルブランドの健康美容商品などを販売するEC事業を展開している北の達人コーポレーション(以下、北の達人、本社・札幌市中央区)は、エフエム・ノースウエーブ(同・同市北区)の発行済み株式の72・8%をえんれいしゃ(同・同市中央区)から取得する。取得日は2021年3月31日で、エフエム・ノースウエーブは北の達人の子会社になる。取得額は非公開。
リアルエコノミーより引用

ノースウェーブは中堅ゼネコンの地崎工業→北海道空港→今回の北の達人コーポレーションとなる。

事業譲渡や株主の変更により放送が続けられるのは嬉しい限りだが、こうやってみるとやはり各社経営が厳しいと思われる。
ビジネスの世界では、儲からなければ事業譲渡や廃業は当たり前。放送局だからといって潰れないという神話は過去のものとなっている。

こういったラジオのニュースは今後テレビの業界にも広がっていくと筆者は思う。