ラジオのスペシャルウィーク(聴取率調査)に意味はあるのか?

スペシャルウィークといえば競馬の競走馬の名前が有名だが、ラジオのスペシャルウィークといえば聴取率を調べる1週間の期間をいう。
地方局は年に2回~4回、首都圏は年に6回調査があり各局が豪華プレゼントを用意するなどして、同じサービスエリアの局と聴取率を競う1週間だ。
Wikipediaによると

調査期間中は民放ラジオ局が「スペシャルウィーク」[4]や、FM局では「パワーウィーク」「リスナーズウィーク」「ハッピーウィーク」などとして賞金や賞品などのプレゼントを通常より増発する、著名芸能人などを特別ゲストに迎える、地方局ではキー局から人気パーソナリティを迎えるなど、聴取率上昇を企画している。偶数月に全国ネットの番組がプレゼントを増発したり特番を放送するのは、首都圏における聴取率調査に起因する。

なお、聴取率調査は12歳~69歳まで無作為抽出による人選で、アンケートを自己申告で回答をしてもらっている。
この21世紀の世の中で、未だにアナログなアンケート用紙に記入と言う方法で調査しているのに驚いた読者もいるのではないだろうか?

その時だけの企画やプレゼントに違和感


ラジオはテレビのように毎日視聴率が発表されるわけではない。機械的に調べることができないため期間限定で調査をしているのが現状である。
調査方法がアンケート方式のため、回答者が記入する際に覚えていてもらわなければいけない。そのためラジオ局は有名人や豪華景品を用意して必死にアピールするのだ。

ただし、今はradikoによる聴取率調査ができるためTBSラジオは2018年からスペシャルウィークを中止している。

ラジオの聴取率調査は上記のように調べる期間が決まっているので仕方ないが、集中して企画や豪華ゲストが出演し、付け焼刃的に盛り上げるのはリスナーとしてはどうも違和感がある。
ゲストの出演情報によって普段は聴かないファンが聴くことにより、調査期間中の聴取率は一時的に上がるかもしれないが、それでは普段の聴取率はわからない。
他局との聴取率競争に勝ち抜くためだとは思うが、本来の聴取率調査という意味ではなくなっているのだ。

ただし、そういうふうに盛り上がって新たなリスナーを発掘すると言う意味では良いだろう。

制作者は普段から聴取率が良くなるような工夫を

制作者の立場からみると、普段の放送から聴取率を意識して番組制作をしている制作者はいるのだろうか?
恐らくほとんどの人がスペシャルウィークのときだけ聴取率を意識すると思う。筆者も現場に居たころはそうだった。

例えば普段の放送からリスナーを囲込むコーナーを作り、その企画の頂点をスペシャルウィークに合わせるというのはどうだろうか?
映画で言うクライマックスをスペシャルウィークに放送するのだ。

まぁ、言うは易く行うは難しだと思うが実践してみる価値はあるだろう。