まだやっていたのか?CBCラジオのAMステレオ放送が1月11日に終了

名古屋の民放中波ラジオ局「CBCラジオ」がステレオ放送を1月11日で終了した。
筆者としては、まだやっていたのか?というのが正直なところで、10年以上前から全て廃止になっていたのだと思っていた。

公式ホームページにひっそりとアナウンス

公式ホームページに以下のように記載されている。

AMステレオ放送に関するお知らせ
2021年1月11日

CBCラジオからのお知らせです。
CBCラジオでは、1992年4月からお送りしてきたAMステレオ放送を2021年1月11日(月)にモノラル放送へ変更致しました。
これまでAMステレオ対応のラジオでお聴きの方は、モノラル音声になりましたが、これまで通りそのままお聴き頂けますので、心配ございません。
なおFM放送及びradikoによる配信は、これまで通りステレオ音声でお届け致します。
今後ともCBCラジオをご愛聴頂けます様、よろしくお願い申し上げます。
CBCラジオより引用

このニュースを報じたJ-CASTニュースによると、老朽化した送信機の更新をしようとしたところ国内メーカーでは製造していなかったようでやむなくモノラル放送切り替えるようである。

機器の更新時にメーカーに機器が無いのでは仕方が無い。現在も続けているニッポン放送やラジオ大阪、和歌山放送の3局も今後AMステレオを撤退することだろう。

AMステレオを聴いた感じは?

筆者はAMステレオが始まった当初、ミニコンポやカーラジオで聴いた記憶がある。
今でも覚えているのは、音質はそのままで音が左右に分かれただけという印象。
当時はてっきりFMのようなクリアな音質になるものだと期待していたので、ちょっと残念な気持ちになったのを覚えている。
ただプロ野球中継を聴いたときには少し感動した。音質は悪いがステレオ化によってヘッドホンで聴くと臨場感のあるサウンドを楽しめた。

AMステレオ化の意味はあったのか?

今となってはあのAM放送特有の音質でステレオ化する意味はあったのか?と思う。
ただ、当時としては戦後から技術的にこれといった変化も無く続けてきたAM放送の唯一の変化だったことは間違いない。
FMのクリアな音質にリスナーを奪われ、対抗できるための一つがAMステレオ化だったのだろう。

2021年の現在はFM補完放送(ワイドFM)も全国で始まり、インターネットではRadikoもあってAM放送はAMステレオ以上の音質を手軽に楽しむことができる。
廃れた技術となってしまったAMステレオ放送は残すところ3局となった。