街中でラジオを聴くことが少なくなった②

昨日、街中でラジオを聴くことが少なくなったことを書いてみた。
多くの家庭や職場で生活の一部としてラジオがあったころは、商店街を歩けばどこからともなくラジオが流れていたものだ。

BGMとして使われなくなったラジオ

地方都市などでは郊外型のショッピングモールが増え、昔ながらの商店街は少なくなった。そんなショッピングモールでBGMとしてラジオを流しているところ(お店)は皆無で、ほぼ全てが店内のBGMに有線放送を使っている。
有線放送最大手のUSENは、トータル440チャンネルもあり音楽をジャンル分けし、あらゆるお店の雰囲気合わせた音楽をセレクトし24時間放送している。有料放送となるが、お店側にとっては店内の雰囲気作りに役立ち非常に使いやすくなっている。もちろん著作権の問題もクリアしている。

USENのチャンネルリストの一部

一方、ラジオはCMが所々で入ってしまうし、FM放送であってもトークが多く店内のBGMとしては使い辛い。昨今増えた過払い金返還請求のCMや頻繁にあるラジオショッピングのコーナーなど、雰囲気を大切にしている店舗では残念ながらラジオはBGMとしては使えないのが実情である。

もちろん、ショッピングモール以外の理髪店や小さな飲食店、ガソリンスタンドなどでは未だにラジオを流しているところもある。
ラジオ業界にかかわる人間としては著作権料も気にせず、無料でお店のBGMとして流せるラジオは最適と思ってしまうが、お店のジャンルによっては向いていないのがよくわかる。最近のラジオは本当にトークが増えた。

海外では店内でラジオを流すことが多い

一方、海外ではコンビニやスーパーなどでラジオを流しているところは多い。日本と違い細かくジャンルに分かれたラジオ局が存在するため音楽中心のラジオ局も多くBGMとして使われている。
小さな地方都市でも数十局のラジオ局が存在するため、選び放題というのもあるだろう。また日本人と違いお店の雰囲気を気にしない文化、国民性というのもある。

残念ながら日本では街中でラジオを聴く機会は減ってしまった。今後も増えることはないだろう。