電話リクエスト(電リク)は消滅したのか?かつてFMの夕方ワイドといえば電リクが全盛だった。

この記事を執筆している2020年年末、電話リクエスト(電リク)を知っているのは40代以上の方ではないだろうか?
首都圏に住んでいた筆者は、FM局で平日夕方のワイド番組と言えばどの局も電リクをやっていた記憶がある。
J-WAVEのMUSICデリバリー、BAY-FMのTOKYO BAY LINE 7300、FM横浜のサタデー電話リクエスト、文化放送の決定!全日本歌謡選抜などなど、懐かしい番組ばかりだ。

時代の変化と共に消滅した電リク番組

固定電話が主流だったころに全盛だった電話リクエスト。自分のお気に入りの曲を簡単なメッセージとともに電リクオペレーターへ伝え、ドキドキしながら曲が流れるのをひたすら待つ。
曲のイントロやアウトロでラジオネームが読まれると嬉しいものだった。
また、番組によっては専用の留守番電話を用意していて、録音された声を番組で流すといったことをやっていた。

そんな90年代に全盛だった電リク番組も、理由は様々だろうがインターネットの普及と共に消滅してしまった。

筆者も電リク全盛の頃に現場で働いていたので、20年前とはいえ今でも覚えている。

電リクオペレーターというアルバイト

番組が始まる1時間前ほどまえにスタジオに続々と集まる電リクオペレーターたち。確か局の近くの大学生が殆どだったかと思う。
10人くらいがスタジオの外にあった電話機で次々とかかってくるリクエストの嵐に対応していて、まさに電リク番組!といった感じであった。
そんな電リクのバイトをしていた世代ももう30代くらいだろうか、懐かしい思い出なのではないだろうか?

当時はミキサー(調整卓)には電話回線をセレクトできるスイッチがあって、オペレーターが面白いと思ったリスナーを直接出演させることもあった。

2020年現在は消滅

時代の変化と共に電リク番組は徐々に減り、リスナーとのコミュニケーションは電子メールやSNSなどに代わっていった。
2020年現在、電話を使ったリクエスト番組は特番を除いてほぼ皆無といっていいだろう。
オペレーターの人件費もかかるし、システム的に電リクをすることができないのもあるだろう。

恐らくもう電リク番組の復活はないだろうが、そんな番組があったということをここに記しておきたいと思う。

※海外では今でのもリスナーが電話で番組に参加することは多い。もちろん日本でもあるが、リスナーから電話するという電リクスタイルではなく、恐らくメールに電話番号が書いてあって番組側から電話をしているのであろう。