北朝鮮向けの短波放送「ふるさとの風」で誤放送の謎

J-CASTニュースによると、国の拉致問題対策本部が北朝鮮向けに行っている短波放送「ふるさとの風」で、1か月以上にわたって5年前の番組を送信していたことがわかった。

技術的なミスが原因?

放送は、政府が委託している民間業者を通じて、国外2か所にある送信所から送信。そのうち1か所から、古い番組が放送されていた。対策本部はJ-CASTニュースの指摘に対して、誤送信は「技術的な手違い」が原因だったと明らかにした上で、具体的な「手違い」の内容については「調査中」だとしている。
J-CASTニュースより引用
https://www.j-cast.com/2020/12/21401568.html

恐らく音源の音声ファイルをマスターに登録する際のミスか放送運行システム(EDPS)の間違いだとは思うが、重大な放送事故だと思う。しかも1ヶ月以上気づかないのも違和感がある。

マスターで仕事をしたこともある筆者としては、まず音声ファイルの登録ミスは考えられない。5年前の音声データを放送できるように登録したままにしているとは思えない。普通は誤放送を防ぐために放送後はシステムからファイルの削除を行うはずだ。またEDPSの設定ミスだとしても運行予定を組んだ時点でシステム側でエラーが出るような気もする。

いずれにせよ放送の運行(マスター)では何重にもミスを防ぐようにシステムが組まれている。筆者が勤務しているころはそれでも事故は発生していたが、1ヶ月も続くというような放送事故は無い。

意図的な事故か?

意図的にやったとは信じがたいが、この短波放送という周波数帯は今国内で聴かれることは少ないだろう。短波放送自体を知らない人も多いし、知っていても聴いたことが無い人がほとんどであろう。
そんな短波放送だから1ヶ月以上も気づくことが無く、委託されている業者もずさんな管理をしていたのではないだろうか?

政府の拉致問題対策本部の担当者は
「11月9日以降、一部の放送で、技術的な手違いで古い番組が放送されていたことが確認できた。12月19日から、すでに是正されている。着実な放送の実施に努めていきたい」
などと話した。原因は「送信業務を委託している民間事業者の技術的手違い」で、その内容については「調査中」だとしている。
J-CASTニュースより引用
https://www.j-cast.com/2020/12/21401568.html

今後原因が追求されることになるだろうと思うが、拉致被害者の関係者にとっては許されるものではない。原因を解明し二度と事故の無いように放送をしていただきたいものである。