80年代にあった海賊放送(ミニFMのオーバーパワー局)

1980年代、筆者が中学生のころいつもは電波の出ていない周波数で軽快な音楽とトークを流す違法ラジオ局がしばしば確認された。
当時は海賊放送と呼ばれていたが覚えている人も多いのではないだろうか?

たった数時間の放送

海賊放送の多くは違法な電波(ハイパワー)を出していることもあって、監督官庁の摘発を逃れるためほんの数時間しか放送せず終了してしまう。
内容も普通のDJ番組やトーク番組があったと記憶している。

なお、ここで書いているのは微弱な電波で許可無く放送できる、ミニFMとは別のものなので注意願いたい。

アナログラジオだったからこそ発見できた海賊放送


そんな海賊放送だが、今ではほとんどみかけなくなった。もちろん取締りの精度が上がって違法電波を出せばすぐに摘発されてしまうこともあるだろうが、昔に比べて電波を見つけてもらうことが難しくなったことも理由だろう。放送を聴いてもらえなければ意味が無い。

当時の受信機(ラジオ)の主流は自分でダイヤルを回すアナログなタイプのもので、お気に入りの局を聴くにはダイヤルを回してチューニングをする必要があった。その為、当時は周波数を覚えていたし普段電波が出ていないところで音楽が流れていると気付いたものだ。
だが今はボタン一つでテレビのチャンネルを変えるように一瞬で変更ができてしまう。そうなると他の空き周波数など、まず聴くことがないのである。

誰でも情報発信ができる時代ではなかった

1980年代の時代背景として、今のようにインターネットも無くSNSやブログのように誰でも簡単に情報発信できる手段は無かった。その為、少し電気的に詳しい人がいればミニFMの送信機(トランスミッター)を改造して車で高い山に登り放送をしていたと考えられる。
インターネットが普及し誰でも簡単に情報発信ができるようになった今は、法を犯してまでも違法電波を出す必要も無いのである。

強烈なインパクトのあったFMリカちゃん

筆者の記憶に焼きついているのが、FMリカちゃんである。ネットを探してもどこにも書いていないので、ここに書いておこうと思う。
週末の9時過ぎだっただろうか、中学生だった筆者はいつものように東芝のラジカセでFMラジオを聴いていた。ダイヤルをぐるぐる回していると80MHz帯の上のほう86~89MHzだったかと思うが普段は電波の無いところでアニメソングが延々と流れていた。それもかなり強い信号だったのを覚えている。
そして定期的にリカちゃんの歌をバックにリカちゃん(リカちゃん人形)のアニメの声??でアナウンスが入るのだ。
誰が何の目的で放送していたかは全く不明。とにかく千葉の田舎町でも綺麗に受信できたことから、関東地方の広範囲で聴けたのだと思う。

このFMリカちゃんに関して情報をお持ちの方がいれば是非ご一報ください。

そういえばチェッカーズが海賊放送をやるドラマがありましたね。