ラジオを聴く楽しみ BCLブームが40年後に再燃!?

1970年~80年代初頭にかけてBCLブーム(海外のラジオ局を受信)というのがあって筆者も夜な夜な遠距離受信をして楽しんだ思い出がある。
FEBCやKTWRなどの宗教放送や北京放送、モスクワ放送、朝鮮中央放送などの国営ラジオもお堅い内容が多いが楽しかった。
もちろん全てが日本語で日本に向けた番組だ。

2020年の今でも続く海外からの日本語放送

そんなBCLブームが終焉して40年、海外の日本語放送はどうなっているのか調べてみたところ、機器や送信所の老朽化で放送を終了した局もあるが、未だに放送を続けて当時小中学生だった40~50歳代リスナーに愛聴されている。
これには正直筆者も驚いた。

インターネットが普及して全世界の情報が一瞬にして手に入る時代に、音質も悪く受信が安定しない短波放送を未だに聴いている人が多くいるのだ。

特に人気なのが日本人にもなじみのあるリゾート地、アメリカ領のグアム島から放送しているKTWRである。週1回の放送だが、毎週日曜日の放送時間になるとツイッターに全国のリスナーから反応続々とツイートされる。

リスナーの多くがアマチュア無線家のようで、下記ツイートの動画のように最新鋭の無線機で安定した受信を楽しんでいるようだ。
当時はアナログのラジオで、手探りで放送を探したものだが、今はデジタルの周波数表示でノイズもカットでき、それなりの受信ができる。


かくいう筆者も小学生のころにオールナイトニッポンなどの深夜放送を聴くのにはまり、その後ラジオを聴いているうちに海外から飛んでくる電波を受信するBCLを知ることになり、高校生になると友人の勧めもあってアマチュア無線の資格を取得した。
余談だが、筆者は音楽好き、機械好き、電波好きが高じてラジオの業界(技術系)の仕事を選んだのである。

日本の無線家に愛されるKTWR
KTWRの局舎
画像出典:KTWRフレンドシップラジオ

周波数:アナログ 7.50 MHz (41mb)

海外の日本語放送の多くが日本のリスナーに向けてその国の情報などを発信している。だが人気のKTWRはもともと宗教的な放送局だったが、番組の内容は宗教を感じさせず遠距離受信の話題や昔のBCLブームの話題、リスナーからのメール紹介など、無線家が楽しめる内容となっている。
私が聴いていた中学生当時も宗教的なことは少しで国内のラジオ局と同じような内容だったと記憶している。

番組内容について
Program
番組内容は、お便りのご紹介を中心に構成しています。リスナーである “BCL・ラジオ友だち” 相互の穏やかで温かな交流が心地よく感じる番組であることを願っているものです。
ラジオ・アンテナ・ラジオ番組・身の回りの出来事・感じたこと・分かち合いたい事・受信したお宝音源や受信局紹介・BCL情報・地域の紹介・お国ことばなど、リスナー諸氏からの話題のご提供を積極的に採用しています。
人工音声の活用や過去の番組を再編集した”復活放送”そして “特集” なども不定期に取り入れています。もちろん、キリスト教の暦・聖書の言葉やその原則を日常生活に適応しながらご紹介することも、基本的な柱としています。
KTWRフレンドシップラジオより引用

そんなKTWRも資金的な問題で放送の継続が危うくなったことがあったと聞く。
海外からの貴重な短波放送をこれからも継続していただくために、私たちに何かできることがあれば協力したいと筆者は考えている。